いつもありがとうございます。
本日は「とらふぐと自家製引上げゆばのセット」販売のお知らせです。
ふぐと云えば冬を代表する食材です。
もうすでに立春も過ぎて冬も終わっておりますが・・。
冬になるとよく「ふぐセット」を販売しているサイトを見かけます。
京料理いそべの「ふぐセット」が他のセットと違うところをご紹介いたします。
”本場下関でも珍しい「てつ焼き(焼きふぐ)」”
「てつ焼き」のご説明の前に、なぜふぐ料理には「てっさ」「てっちり」のように
「てっ」という字がつくかと申しますと。
ふぐは猛毒をもっていて当たると死ぬということから「鉄砲」と呼ばれていました。
その呼称から「てつ」という略称がうまれたと云われています。
「京料理いそべ」の「てつ焼き」は何が違うか?
それは遠身(とおとうみ)と呼ばれる部位を使っております。
ん?「遠身(とおとうみ)」とはなんぞや。
ふぐの皮は三枚構造になっております。
身についている皮を「身皮(みかわ)」、その外側にあるのが「遠身(とおとうみ)」
一番外側にあるのが「鉄皮(てっぴ)」です。
「遠身(とおとうみ)」は「身皮(みかわ)」と「鉄皮(てっぴ)」の間にある
ゼラチン質の豊富な部位です。
「遠身(とおとうみ)」の名前の由来
「身皮(みかわ)」の読みを「三河(みかわ)現:愛知県東部」にかけ、三河の隣に
「遠江(とおとうみ)現:静岡県西部」があることからその名「とおとうみ」がついた
と云われています。
で、その「遠身」のついた「身皮」の部位を「てつ焼き」にしております。
もうツベコベ説明するよりも「てつ焼き」動画をご覧ください。
そして「京料理いそべ」のふぐセットと一般的なセットの違いは
「てつぶつ」です。
「てつぶつ」とは何か
「てつ」の「ぶつ切り」ですね。
普通は「てっさ(ふぐの刺身)」と云えば「薄造り」ですが、
「京料理いそべ」のセットは「てつぶつ(ふぐのぶつ切り)」です。
「ふぐの薄造りは食べ飽きた」というふぐ通の方におすすめです。
ふぐのコリコリとした食感を味わうなら「ぶつ」に限ります。
「京料理いそべ」特製のぽん酢をかけてお召し上がりください。
ぽん酢といえば
もちろん、ぽん酢も「京料理いそべ」自家製です。
酢橘酢と橙酢をブレンドして鰹と昆布を加えてじっくりとねかして仕込んでおります。
もちろん化学調味料などは一切使用しておりません。
「てっちり」もありますが、これは一般的なものと変わりありませんので
説明は割愛いたします。
是非是非、「てつ焼き」「てつぶつ」は召し上がって頂きたい逸品です。
絶対うまいです。
今年の年末位からまた販売しようと思っているのでご進物などにもご利用ください。
by料理長