いつもありがとうございます。
宝ヶ池ゆば泉の今月の魚料理のご紹介です。
さくら鱒(さくらます)の季節がやってまいりました。
さくら鱒はヤマメの降海型で川で生まれ海に降りて
大きくなり、産卵をするために生まれた川にもどってきた鱒の事です。
もどってくる時期が桜の咲くこの時期なので「さくら鱒」
という名前がついたそうです。
さくら鱒を三枚におろして骨をあたり
適宜に切り出し塩をあてます。
くみあげ湯葉にさくら鱒を巻いて一度蒸してからムニエルにしています。
「筍と木の芽のジェノバ風ソース」
本来ジェノバソースというと松の実とバジルで作りますが、
今回は松の実の代わりに湯がいた筍を、バジルの代わりに木の芽を使いました。
さくら鱒と筍、木の芽は今が旬の食材なので相性が悪いわけがありません。
旬の食材と旬の食材をかけ合わせると絶対的に美味しい料理に仕上がります。
自然の摂理というのは本当にうまくできていますよね。
もう、料理人がどうこう余計な事をする必要なんてありません。
旬の食材をできるだけシンプルに料理する。
これに尽きると思います。
「さくら鱒とゆばのムニエル 筍と木の芽のジェノバ風ソース」
是非、ご賞味ください。
by料理長