ゆば泉の大豆で自家製納豆を作ってみた

宝ヶ池ゆば泉

いつもありがとうございます。

納豆といえば「水戸納豆」

納豆は茨城県の名産品、そして茨城は納豆発祥の地と云われております。

今回の記事では「自家製納豆の作り方」を解説しておりますので是非皆さんも

手作り納豆を作ってみてください。

料理長
料理長

ワタクシも茨城出身なので

納豆大好きです!

茨城県は納豆大国といっても過言ではないでしょう。

しかし、2020年の総務省家計調査によると

一世帯あたりの納豆の年間購入額は水戸市は6061円で

県庁所在地別で前年2位から5位に順位を下げたそうです。

ちなみに1位は福島市7251円、2位山形市、3位盛岡市、4位仙台市だそうです。

それにしてもこの調査、県庁所在地別の世帯あたりの納豆購入額を競いあうよりも

都道府県別の納豆の生産量で競いあった方が良いのでは

と思うのはワタクシだけでしょうか。


そして納豆大国茨城県の立場を揺るがす情報が入ってまいりました。

なんと納豆発祥の地、実は京都説がネットを賑わせているようです。

納豆発祥地問題になると登場する県が茨城県、秋田県、熊本県ですが

この三つ巴の戦いに京都が殴り込みをかけた状況です。

まあ、京都は名産やら特産やらいろいろな文化の発祥の地なんだから

「納豆発祥の地」までも持っていかんでもよいのではと思いますが・・・

ワタクシ達が普段食べているような糸引き納豆が発達したのは

中世になってからだそうです。

糸引き納豆の歴史を紐解いていくと源平の戦いが深く関わっているようです。

戦にゆでた大豆を藁苞に包んで運んだところ

戦地で藁苞をあけてみたら糸をひいて腐っていました。

しかし、それを食べてみたらとても美味で兵士達の士気も高まったそうです。

源平の戦いは関東から東北にかけて奥州を中心に繰り広げられたので

糸引き納豆の起源が関東東北にあるような気もしますが、

京都伏見鶴の子納豆本舗さんのホームページにはこんな見解がありました。

◆八幡太郎義家の納豆伝説
八幡太郎義家とは通称で、平安時代後期に活躍した武将「源義家」のことを指します。義家は後の源氏勢力を形成するべく、京都から奥州平定を進めていきました。その戦でたどった道筋には、なぜか現在にも続く納豆の産地が多く含まれているそうです。なぜなのでしょうか・・・

京都伏見鶴の子納豆本舗https://e-nattou.jp/about-nattou/history/

実際のところ納豆の発祥の地はどこかはわかっていませんが、

歴史というのはベールに包まれている部分があるから人々を魅了するんでしょうね。

人類の文化やテクノロジーというのは常に戦争や宗教によって発展してきました。

戦国時代、戦に持っていく食糧を兵糧といいました。

現代の食糧の中にも兵糧から発展したものがいくつもあります。

兵糧についてはいづれ記事にしますね。

ゆば泉の大豆を使った納豆の作り方(まかない用です)

ゆば泉で使っている大豆

松尾商店https://matsuoshouten.co.jp/

大豆を水につける

大豆を洗って水に一晩浸けておきます。

洗う時は米を研ぐように丁寧に洗う必要はありません。

周りについている汚れを洗い流す程度です。

大豆を蒸す

大豆を湯がくやり方もありますが、仕上がりが水っぽくなるような気がしたので

ワタクシは蒸します。

一晩水に浸けた大豆を蒸し器にセットします。

炊飯ネットがあると便利ですが、なければサラシやリードペーパー、

オーブンシートでも代用できます。

二時間位蒸します。

火力は中火くらいです。

蒸し器の水が少なくなるので時々水を足してあげてください。

藁床を作る

藁は近所に知り合いの農家さんがいれば分けてもらうなどしてください。

ホームセンターで売っている藁は園芸用などの場合があるので

食材が直に触れても大丈夫か店員さんに確認してください。

ネット販売で無農薬の藁があるのでワタクシはこれを使っています。

送料無料 「無農薬米・有機栽培米 の稲藁 300g「1束」[稲藁、稲わら、稲ワラ、わら、藁、籾殻、もみ殻、等販売]「無農薬」

下の写真の藁は3㎏版です。(藁灰を作る為に購入しています)

藁灰を使った灰汁の作り方は別記事で

藁を一応煮沸消毒します。

納豆菌は煮沸したくらいでは死なないので大丈夫です。

煮沸した藁をタッパなどにきめます。

藁床に納豆を寝かせる

藁床に二時間蒸した豆をきめます。

タッパのフタをしてラップをぐるぐる巻きにします。

(当店のラップは青いんです)

タッパを発泡スチロールにいれます。

タッパの上に温めたほかほかパックをのせます。

湯たんぽなどでも代用できます。

40℃位が適温です。

発泡スチロールのフタをして保温状態にして一晩おきます。

明朝、ほかほかパックを再度温めてフタをして一日おいておきます。

タッパを発泡スチロールから取り出してください。

フタを開けると大豆に糸がひいて納豆っぽくなっています。

これを冷蔵庫で2日ほど寝かして完成です。

市販の納豆の様にアンモニア臭がなく

「納豆」というより「糸をひいた煮豆」というイメージです。

これなら納豆嫌いな人でも食べられると思います。

宝ヶ池ゆば泉の調理人の納豆嫌いなダイスケさんと

納豆好きな西やんに食べてもらって感想を聞きました。

ダイスケさん
ダイスケさん

市販のよりは食べやすいです。

でも、やっぱり納豆です。

 

西やん<br>
西やん

市販の方が美味いっす。

納豆好きのワタクシの感想も

市販の納豆の方が美味しいです。

普通こういう記事って「自家製納豆の方が美味しい!」

という結末で終わるんでしょうが、

嘘はいけないので、正直な感想です。

自家製もこれはこれで美味しいですよ、でも納豆好きには物足りないと思います。

自家製納豆は市販の様な納豆臭が少ないので

お店の料理にも使えるかもしれません。

自家製納豆を使った新メニューを考案したら当ブログで報告いたします。

納豆菌は免疫力を高めてくれるそうなので

今流行りのナンチャラウィルスにも効果があるかもしれませんね。

皆さんも自家製納豆作りに挑戦してみてください。

それでは

これからも料理道に精進いたします。

by料理長

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